物事の上達には「快いストレス」がつきものである

2022年8月21日

どうもこんにちは。

TG英語講師の野口です。

5月に折尾まちづくり記念館(愛称 オリオンテラス)が開館して、無料自習スペースを使う高校生も増えてきました。

そしてこの夏は、館内に八幡図書館折尾分館がオープンしました。

最近の図書館は大変便利で、Webから蔵書検索システムを使って、読みたい本を最寄りの図書館で受け取ることができます

大学受験のTGから徒歩5分なので、私もいろいろな本を借りて読んでいます。

その中で、受験生にも役立つ耳寄りな情報を読んだので、1つ紹介したいと思います。

それは、物事の上達には「快いストレス」がつきものである、ということです。

参考にしたのは鈴木祐『不老長寿メソッド 死ぬまで若いは武器になる』から。

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B08T9BGCTH/ref=dbs_a_def_rwt_bibl_vppi_i5

 

ストレスには「悪いストレス」「良いストレス」があります。もし人間関係の不満や人生への不安が頭の中でくり返され、それが慢性的になると、心もさいなまれてメンタルに悪影響が出てきます。これは悪いストレスです。

一方で、物事の上達には「快いストレス」がつきものであるということが研究で明らかになりました。楽しいという気持ちだけでは残念ながらダメで、本気で目標に向かって達成するためには、不快感を与えるようにデザインされているようなのです

ある心理学者が、スポーツや音楽の世界で成果をあげた一流プレイヤーを調査し、こう結論づけました。

「物事を上達させるためには快適な場所から出なければならない。いくら得意な曲を演奏しても練習にはならないし、すでに習熟したプレーを続けてもスキルは向上しない。上達のためには最大限の努力が必要であり、それゆえに不愉快さをもたらす」

 

この「不愉快さ」は成功とセットでついてくる「良いストレス」とされています。

これを知っておくことで、「自己実現のためにはストレスが必要なんだ。そしてそれは快いストレスであり、良いことなんだ」と理解できれば、ポジティブに考えることができます。去年、第一志望校に合格したTGの先輩たちも言っていました。

「夏休みに頑張って、夏明けに成績が上がらなくても、夏休みの努力は冬に来るから大丈夫!

がんばっているのに成績がなかなか出ないと悩んでいる真面目な生徒さんほど、もっと楽観的に考えて欲しいですね。