【TG講師インタビュー】
手堅いセンター試験対策国語、偏差値を度外視したAO推薦合格の仕掛け人、
そして小論・面接指導で大逆転を演出するTGの切り札安藤先生のインタビューです。

まずは安藤先生自身の受験の思い出、九大合格作戦からお伺いしたいと思います。
田舎の進学校だったので、勉強しなくても成績上位だったこともあり、受験を完全になめていました。そのため、地道に努力しなければならない英語の成績は上がらず、高校の英語教師が人間的に嫌いだったこともあって、これが足をひっぱることになりました。現役時代に受けた九大二次記述模試は、当時の文学部の入試科目で古典が県内1位、小論文が全国4位、英語が下から数えた方が早い順位という分かりやすい(笑)ものでした。

安藤先生の時代はセンター試験ではなく共通一次試験でしたよね。
「そうです。共通一次試験では、英語以外は平均8割5分、英語6割(笑)で、当然、受験は失敗しました。大学入試では、英語で得点できないと、英語以外がすべてできても合格できないということを知りましたね。日本の大学なのに変な話ですが…」

浪人時代の勉強は英語ばっかり?
「ええそうです。浪人してからは英語に最も力を入れました。高校と違って予備校の講師の授業は面白く、悲惨だった英語も人並み以上のレベルに伸ばすことができました。この時、講師(教師)の重要性をつくづく感じました。自分の担当科目の知識・指導技術はもちろん、人間的な魅力や尊敬できる部分がないと生徒はついてこないと思いました。教える側になった現在、自分が気をつけているのもこの点です。いい講師のおかげで力もついたようで、翌年には何とか合格できました。九大をはじめ、国公立大学に合格するには、国語講師の言うことなのかとは思いますが、まず何より英語の力をつけることが重要です。 現在の TGの英語講師は、当時の予備校の英語講師よりも魅力的な方々ばかりで、TGの生徒たちが羨ましい限りです。」

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「自由な構成力のない丸暗記は、そこからの発展がありません」


逆に言えば、英語力をつけるためにも国語力は重要と言えるのではないでしょうか?
「国語というより、言葉を扱うことの重要性は、理解力・論理的構成力・伝達力・表現力を高める点にあります。言葉をより多く知ることは、区別して違いを説明できることになり、その区別できる、分けられる意味の「分く」という言葉が「分かる」のもととなったと言われます。従ってボキャブラリーが貧困な人は、理解力も乏しいことになります。そして、その言葉を使って自分の考えをまとめます。これは文系・理系共通です。自由な構成力のない丸暗記は、そこからの発展がありません。時にはとんでもない組み合わせを考えることが、新しいものを生み出す力になります。それから、それを正しく人に伝える工夫が必要になります。近年のコミュニケーションが苦手な人間の増加は、この力不足に原因があります。わかってもらえないなどと甘えたことを言わず、自分の伝達力、更にそれを強化した表現力を身につけなければなりません。以上のように国語は、物事を知り、考え、伝えるための基礎になります。決して文系だけのものではないのです。

では国語力をつけるにはどうすればいいんでしょうか?受験生が最も悩むところだと思います。国語はどうやって勉強したらいいのか分からないという声をよく聞きます。
「実はそれほど難しいことではありません。自分の興味・関心のあるものの情報を多く集め、それらを比較検討し、自分の意見を筋が通るようにまとめてみることです。そして、それを表現するのにふさわしい言葉の知識を身につけていけばいいのです。手っ取り早いのは、文章を読んで、その内容を簡単にまとめ、それについての自分の考えを述べることです。古文・漢文に強くなるには、現代語にない語彙を覚えること、当時の文化・習慣・価値観を知ることがこれに加わります」


・合格のために必要なことをやらせてしまうパワーが魅力
「過去には志望大学の過去問を20年分以上解かせたり、小論文を50本以上書かせたりした生徒もいます」
大手予備校での指導経験も多い安藤先生ですが、TGでの指導だからこそ可能なこともあるのではないでしょうか?
「TGでは個別・少人数の授業が中心なので、一人一人の志望やレベルに合わせた、より濃密な指導になります。文理を問わず、基礎の反復練習から、高度な記述問題対策、小論文の頻出テーマの説明まで、細かく詳しく指導します。過去には志望大学の過去問を20年分以上解かせたり、小論文を50本以上書かせたりした生徒もいます。合格のためには徹底的に力をつけさせていきます」


逆転・奇跡ではなく「当然の結果」としての逆転・奇跡の合格
TGの現役進学率が高いのは偏差値を度外視した推薦合格、後期での小論・面接の逆転合格も大きな原因です。その立役者”粘りの安藤”から一言お願いします。
「推薦でも本試でも試験日ギリギリまで頑張る生徒は、自分の夢をかなえるのに貪欲で、色々なものをどんどん吸収していきます。最も教え甲斐がある時期だとも言えます。一日に小論文を何本も書き上げたり、何年分もの過去問を解いたりと、集中して頑張っている生徒を指導できるのは講師冥利につきると思います。何をどう教えるかは企業秘密ですが…。生徒と講師がともに集中して頑張れるからこその、逆転、というよりも当然の結果としての、合格だと思います。

では、最後に受験生、国語の勉強に取り組んでいる高校生にメッセージをお願いします。
「国語の基本は『問題意識』を持つことです。知らない言葉を調べてみる、わからない文章内容を聞いてみる、忘れた文法事項を調べ直してみる、そこから始まります。一つわかれば、次のステップに進めます。国語がわからないというのは、文章をきちんと理解しようと読んでいないことに原因があります。何となく、ざっと読んでわかったつもりでいるようでは、いつまでたっても力はつきません。現在教科書で学んでいる文章、問題集に出ていた文章などの内容を、現代文・古文・漢文の区別なく、きちんと理解することから始めて下さい。その積み重ねが実力になっていきます。そのためにもまず言葉の知識(漢字・古語など)はしっかりつけておいて下さい。

小論文は受験生最大の悩みの種とも言えます。是非速攻役立つアドバイスをお願いします。
「小論文こそまさに『問題意識』が基本です。自分の志望・目標がはっきりしてきたら、それに関する情報を集めることから始めましょう。それらを見て問題点を見つけ、どうするべきか考えをまとめるシミュレーションを行うことが基本訓練になります。簡単なメモなどから始めるといいでしょう。その際、自分の考えと反対の考えにも耳を傾ける姿勢が必要です。慣れてきたら文章にまとめる練習を始めるといいでしょう。小論文は文章力よりも、題材が大事です。ネタに強くなっておくことが何よりの対策です。
ありがとうございました。
 



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